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政策・提言

■平成26年第1回定例会 (2014.02.19)


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◯議長
  日程第二を議題といたします。
 前日に引き続き、一般質問を行います。最初に、十六番二島豊司議員。
  〔十六番(二島豊司君)登壇、拍手〕

●十六番(二島豊司君)
  平成二十六年第一回港区議会定例会にあたり、自民党議員団の一員として、武井区長、小池教育長にご質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 初めに、事務事業評価制度を活用した安定的な財政運営について、ご認識をお伺いします。
 平成二十一年度から減収を続けていた特別区民税収入でしたが、おととし後半、政権交代への期待を受け日本全体の景気が回復の傾向を示し始めたのと軌を一にして、平成二十四年度決算で底打ちが確認されました。来年度予算案では二期連続の増収となり、今年度当初と比較して約四十二億円、率にして八%近い大幅な増収を見込んでおります。港区財政の根幹をなす特別区民税収入の最大の変動要因は景気動向であることが、最近の傾向から明らかになっております。経済のグローバル化が進む中で、景気の動向への対応は区の努力だけでは限界があります。収入が外的要因によって大きく変動する中で、区財政の安定を維持し続けるためには、支出に柔軟性を持たせることが不可欠となります。
 税収増に伴い、財政が拡大傾向にあるときには、年限を切って事業成果の達成度をはかるサンセット方式なども導入して、先駆的、先進的な事業にチャレンジし、一層の区民満足度の向上を目指していただきたいと思います。逆に税収が減収の傾向を示したときには、今ある事業を減じていくことも想定をしなくてはなりません。いずれのタイミングにおいても、区民に対して、区の行った判断についての丁寧な説明が求められてまいります。
 ここ数年、リーマンショック、さらに東日本大震災の発生による影響を受けて、税収の先行きが極めて不透明となり、その結果、文化芸術ホールの整備を凍結するという苦渋の決断を迫られました。新規事業の凍結にとどまらず、現行事業を廃止・縮小する事態ともなれば、区民生活への影響はより大きなものとなります。財政の縮小局面に起こり得る影響を私たち区民もあらかじめ知ることができるようにしておくことは、行政に求められる説明責任を果たすことにほかなりませんし、長期的には財政の安定性を維持することに資すると考えます。将来の世代に対する責任ある行財政規律をぜひとも構築していきただきたいと思っております。
 そこで、政策の必要性や効果をあらかじめ明確に示すと同時に、その事業に込められた区の意思、意図を明確にするため、事務事業評価制度を積極的に活用して、安定的な財政運営を行っていくことについて、区長の見解をお伺いいたします。

 次に、田町駅東口北地区のまちづくりについてお伺いします。
 初めに、みなとパーク芝浦についてです。田町駅東口北地区公共公益施設、通称「みなとパーク芝浦」の工期に関して、本年六月十八日を工期としていたものを、十月十七日に延期する契約変更手続が一月二十八日に専決処分され、今定例会に提出されております。これまで、六月に引き渡しを受ける前提でさまざまな準備を整え、夏の開館に備えてこられたわけでありますが、今回の工期延長によって開館は十二月に先延ばしされることになります。これによって、今後さまざまな影響が発生すると思われますが、既に事業者が決定した指定管理者の指定期間の変更等によって発生が見込まれる影響、特に人的な面での影響については、細心の配慮をしていただきたいと思っております。今回の工期延長により、まちづくりを含め、今後見込まれる影響についてお伺いします。

 次に、田町駅前東口地区市街地再開発事業についてです。
 JR田町駅からの入り口に位置するエリアは、田町駅前東口地区市街地再開発事業によって、商店街棟と交番棟とに整備されることが予定されています。この地で事業を営まれてこられた皆さんにとっては、今まで長年にわたって培ってきた自らの生活基盤が大きく変化することになります。商店会の活性化に寄与する再開発事業としていただくことは当然のことです。しかし、どなたにとりましても、これまでと大きく形が変容することに対し不安を抱かれるのは当然のことでありますので、そのような観点からも、再開発準備組合に対する丁寧な指導・助言をお願いするものであります。再開発準備組合への指導・助言に対する区の姿勢をお伺いします。

 次に、民間開発地区についてです。
 当地区はJR田町駅に隣接し、東海道新幹線品川駅や国際化の進む羽田空港へのアクセス性にすぐれ、東京の南の玄関口を形づくる一角に位置しております。この好立地を生かし、田町・芝浦地区のブランド力を向上させ、訪れる方々に対してはもちろん、地元商店会や周辺地域に住む区民の皆さんにとっても喜ばれる開発整備となるべきです。歩行者デッキやそれに連なる一階部分がともに十分なバリアフリー対応がなされ、あらゆる人々が安全かつ快適に過ごせる街となることが望まれています。さらには、非常時の災害対応も見据えた十分な空地や地域の憩いの場となる緑地の確保、また、訪れた人にもわかりやすい表示など、ハード・ソフト両面から地域貢献がなされるよう、事業者に対しての指導・誘導を求めます。見解をお伺いします。
 次に、このエリアに向かうJR田町駅、雑魚場架道橋下通路、そして香取橋、三方向のアクセスについて伺います。
 整備計画によると昼間人口が一万五千人と想定される、全く新しい街が生まれることになります。アクセス経路のメーンとなるであろうJR田町駅は、現在でも朝夕の通勤時間帯は上り下りとも激しい混雑が発生しています。事業者が東西自由通路の拡幅を計画しているとのことでありますが、事業者とJRとの協議に際しては、両者と連携し区の責任ある対応を求めるものであります。ご見解を伺います。
 また、都営地下鉄三田駅を利用する方々は雑魚場架道橋下の通路を通行することになります。こちらも歩行者、自転車の交通量が現状よりも大幅に増加することが予想されます。接道の形態はもちろん、夜間の通行の安全も十分に確保していただき、交通、防犯両面からの対策を講じる必要があると考えますが、区の見解を伺います。

 また、土地区画整理事業によって鹿島橋は来月から架け替えに着手されることになりますが、いわゆる芝浦三橋のうちの残る二橋、香取橋、霞橋についても早急な整備が求められます。愛育病院が開院し、現在のプール棟には大型の保育施設が整備されることから、ベビーカーを利用する区民の通行が増えることは確実です。また、芝浦港南地区総合支所の移転や介護予防総合センターの新設がなされ、車両の通行量も増加するであろうことを考慮すれば、現在、車椅子、ベビーカーでの通行はもとより、歩行者、自転車でも恒常的に通行困難な状態が発生する香取橋の架け替えについては、喫緊の課題であると考えます。
 以上、三方向のアクセスに関して、バリアフリーの観点を踏まえたご答弁をお願いいたします。

 次に、「港区建築物の高さのルールに関する基本的な方針」素案の見直しについてです。
 まず、現在の検討状況についてお伺いします。昨年二月に素案を発表後、見直しを求める区民意見が多数寄せられたことを受けて、六月に、内容見直しのため、平成二十六年度の運用開始としていた時期を取り下げ、スケジュールを変更することが公表されました。以降、区は相談窓口を設置し、意見交換会やアンケートを実施するなど、さまざまな意見の収集をされてこられたと思います。その過程で把握することができた課題、また、それらをどのように改正素案に反映されていかれるのか、素案見直しの方向性について、現在の検討状況を伺います。

 次に、スケジュールについて伺います。
 見直しの内容についてはもちろんですが、今後どのようなスケジュールで見直し素案が示されることになるのかについて、特に現在居住するマンションの建て替え計画を進めている皆さんは高い関心を寄せられております。区が想定する今後のスケジュールについてお伺いします。

 次に、区の有する情報に対するセキュリティについてお伺いします。
 初めに、個人情報の取り扱いについてです。家族になりすまし、「行政からの通知が届かない」などとトラブルを装って自治体に住民登録してある住所を聞き出したとして、調査業者が逮捕、起訴されました。この業者が自治体から聞き出した個人情報は探偵に売られ、その後に殺人事件にまで発展してしまいました。このように悪意のある者は時に言葉巧みに、また時には恫喝をもって情報を盗もうとします。被害に遭った自治体でも個人情報の取り扱いには相当の注意を払っていたものと考えられますが、結果としてこのような事態に至っております。港区でも決して他人事ではありません。強く意識はしていても、巧妙化する犯罪、または犯罪的な手口にだまされる可能性はなくなりません。また、問い合わせられた情報を提供することは、窓口サービスの向上、区民の利便性を高めることにつながるケースもあり、両者は背中合わせの関係でもあります。日ごろから犯罪的手口の情報を収集するなど、自治体が持つ個人情報は常に狙われているとの認識を全ての職員が持つ必要があると考えます。区の個人情報取り扱いの姿勢について伺います。

 続いて、ウェブサイト並びに情報システムの安全性確保について伺います。
 自治体や企業のウェブサイトの改ざん事例が数多く報じられています。外部からの攻撃に対して、区はどのように対策を講じておられるのでしょうか。お伺いします。
 また、今年度採用された情報政策監の力をおかりしながら、来年度、基幹系業務システム、内部情報系業務システムともに大幅に更新され、職員の皆さんの机上に置かれる内部情報用端末も更新され、ようやくインターネットに接続可能になるということです。ウェブ情報へのアクセス環境が格段に向上することで、業務の効率化が進み、処理の迅速化によって区民サービスの向上につながるものと期待をしております。
 一方で、それは情報が流出するリスクを生じさせることを意味しております。当然、万全のセキュリティ体制が構築されることとは思いますが、クラッカーたちは強固なセキュリティのかすかな穴を見つけ出そうとして日々技術を向上させています。区には個人情報を含め、さまざまな情報が多数存在するわけですから、情報流出へのリスクに対して、極めて敏感に対応していただかなくてはならないと考えます。見解を伺います。

 次に、8020運動についてお伺いします。
 国は八十歳で二十本以上の歯を残すことができた人を8020達成者とお呼びし、その割合を平成三十四年度までに五〇%まで引き上げることを目標に掲げております。区では、全国の自治体に先駆けて、平成二十四年度末時点で8020達成者が五〇%を超えたことを確認しました。国の目標が平成三十四年度であることを考えれば、これは快挙と言える出来事です。これも芝歯科医師会、麻布赤坂歯科医師会、両会の全面的なご協力のもと、区が「お口の健診」をはじめとする健診事業等で積極的な事業展開を行った結果であると、心から敬意をあらわす次第です。
 8020達成者は非達成者よりも生活の質を良好に保ち、社会活動意欲があるとの調査結果や、残っている歯の本数が多いほど寿命が長いという調査結果もあります。適切な口腔衛生管理を行うことによって、一人でも多くの高齢者の皆さんが健康寿命を延ばし、それぞれに自らの長寿を楽しむことができるようになり、さらには医療費の低減に大きく寄与することにもなるのです。子どもから高齢者まで全ての世代において、日常の口腔衛生管理の大切さを認識することが必要と考えます。今後、8020達成者に対し継続してヒアリングをするなどして、実証をもとに予防の重要性に対する啓発を強化し、達成率のより一層の向上を目指していただきたいと思います。これまでの成果に対する所感と、今後さらに達成者を増やすための取り組みについて、現在のお口の健診の受診状況等を踏まえて、ご答弁をお願いします。
 また、一方で8020を達成できなかった方もたくさんいらっしゃいます。その方たちも含めた高齢者に対する歯科保健政策についても十分な配慮がなされるよう要望いたします。

 次に、津波避難ビルの指定についてお伺いします。
 区は今年度、独自の津波・液状化シミュレーションの結果に基づき、津波警報、大津波警報が発令された場合に、浸水が予想される地域に、津波から逃れるための一時的な避難所として、浸水予測区域内または浸水予測区域から五百メートル以内にある二十カ所の区有施設を津波避難ビルとして指定しました。二十カ所の津波避難ビルのうち、浸水予測区域に所在している区の施設はリーブラとスポーツセンターの二カ所のみであり、想定される浸水深は十五センチメートル未満とされる範囲にあります。
 津波に関して、区はかなりシビアな状況を想定しておりますが、それでもほとんどが一・五メートルに満たない浸水とシミュレーションされております。確かに東日本大震災での目を覆わんばかりのあの津波被害を目の当たりにし、想定外を排するという姿勢で対策を講じられてきたことについては理解をしております。しかしながら、津波が発生するということは、巨大な地震の発生を前提としていることでもあります。地域で防災組織の運営にかかわる皆さんの中には、区側に対して大地震発生の際の地域の防災拠点として活用することを求めていた学校施設などが、突然津波避難ビルに指定されたことに戸惑いを感じておられる方もいらっしゃいます。ましてや、それがハザードマップ上で浸水が予測されるエリアから相当の距離がある箇所となれば、なおのことであります。今後、民間ビルを対象に津波避難ビルの指定を進めるに際しては、いま一度冷静になって考える必要があるのではないでしょうか。
 自らのビルが津波避難ビルに指定されることになれば、ビル所有者にとりましては、大きな責任を背負うことになります。所有者、管理者の方はもちろんのこと、テナント入居者への不安解消に資する思い切った支援策が講じられなければ、そもそも津波避難ビルを引き受けていただくことも困難です。万が一津波災害が発生した際に、確実に機能する体制を整えておかなくてはなりません。今後、民間ビルを津波避難ビルとして指定するに際しては、その位置についてはどのような基準で選定されるのでしょうか。また、平常時における支援策、さらに事後の補償策などについて、区の考え方を伺います。
 また、民間ビルの指定がなされた後、現在の区有施設の指定については、指定の解除も含め見直しを行うべきと考えますが、あわせてお考えを伺います。

 次に、保幼小中連携についてお伺いします。
 初めに、小学校入学前教育カリキュラムについてです。来年度予算概要には、「保育園、幼稚園から続く小・中学校の一貫した教育の推進と、港区の特色を備えた質の高い幼児教育の実現のため、「小学校入学前教育カリキュラム」を作成します」と示されております。これは、いわゆる小一プロブレムを念頭に置いたものと認識しております。保育園、幼稚園と小学校とがさまざまな形態での連携を通じて、保・幼それぞれの先生と小学校の先生との三者の相互理解が進む中で、指導方法の改善が進み、円滑な接続が行われることを強く望むものであります。その上でお伺いします。
 環境の変化、特に保育園や幼稚園から小学校へ入学するタイミングに、これは小学校から中学校へ入学するタイミングでも言えることと思いますが、緊張や不安、戸惑いを経験し、それを克服することで、子どもたちは大きく成長するチャンスを得るのです。壁を簡単に乗り越えられる子どもか、時間がかかる子どもか、または特別な支援を必要とする子どもか、現場の保育士や教職員が児童一人ひとりの個性を見極め、適切に指導することが重要です。接続の円滑さを求める余りに個々の児童にとって大切な成長のチャンスを奪ってしまうことにならないよう配慮を求めます。もちろん家庭との連携も欠かすことはできません。小学校入学前教育カリキュラムを作成されるにあたって、その方向性について、教育長の見解を伺います。

  最後に、カリキュラムセンター機能について質問いたします。
 新教育センターに整備を予定しておりますカリキュラムセンター機能については、昨年の決算特別委員会でもご質問させていただきましたが、このセンターが持つ機能としては、各学校の特色ある教育活動を支援していくシステムを構築するとともに、教職員の資質が継続的に向上するような仕組みづくりを実施するよう計画していらっしゃるとのことです。具体的には、現在の教育センターや各学校で行われている教職員研修の一層の充実を図るために、各教科、道徳、総合的な学習の時間など、全国的な最新動向の情報やカリキュラム等の各種情報収集と情報提供、研究、研修等を実施する予定であるとのことでした。  また、区全体の教育を充実させ、魅力ある学校づくりを推進するためには、カリキュラムセンター機能等の強化、充実が喫緊の課題であることから、新教育センター施設の完成を待つことなく、カリキュラムセンター機能の充実を図るために、教育活動を支援するシステムの構築や体制の見直し等、さまざまな方法での実現を検討される旨の答弁がなされております。先生、特に若手教職員のスキルアップは、港区に学ぶ子どもたちの将来に直結する取り組みでありますので、早急かつ強力にとり進めていただきたいと思います。現在の検討状況について、教育長にお伺いします。
 質問は以上です。明快なご答弁を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

◯議長
  四案について、建設常任委員長から審査報告書が提出されております。この審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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     建設常任委員会審査報告書
 議 案 第 二 号 港区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
 議 案 第 三 号 港区立公園条例の一部を改正する条例
 議 案 第 四 号 港区立上下水道施設上部利用公園条例の一部を改正する条例
 議 案 第二十九号 特別区道路線の廃止について(浜松町一丁目)
                                   (以上二六・二・二一付託)
 本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
 平成二十六年二月二十六日
                               建設常任委員長   二 島 豊 司
 港区議会議長  様
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◯議長
  建設常任委員長から四案に対する審査報告並びに委員会の中間報告のため、発言を求められております。十六番二島豊司議員。
  〔十六番(二島豊司君)登壇〕

●十六番(二島豊司君)
  ただいま議題となりました日程第三十七から日程第四十につきまして、建設常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
 最初に、占用料の改正等に関連する三議案についてであります。
 まず、議案第二号「港区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、平成十八年度から実施している占用料改定の九年目の激変緩和措置として、道路占用料の額を改定するとともに、「道路法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令」の施行による「道路法施行令」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
 次に、議案第三号「港区立公園条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、平成十九年度から実施している占用料改定の八年目の激変緩和措置として、公園占用料の額を改定するものであります。
 次に、議案第四号「港区立上下水道施設上部利用公園条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、平成十九年度から実施している占用料改定の八年目の激変緩和措置として、公園占用料の額を改定するほか、開園日を拡大するものであります。
 本委員会におきましては、議案第四号に関連し、現地視察を行い、三案一括して、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、激変緩和策を行っている他区の状況について、港区の地価の実態に合わせた占用料設定の検討について、街路灯の取り扱いについて等であります。質疑終了後、順次採決いたしましたところ、三案いずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第二十九号「特別区道路線の廃止について」でありますが、本案は、特別区道第百六十五号線を廃止するものであります。
 本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、特別区道第百六十五号線上に建物が建てられた経緯について、道路占用への今後の対応方について、今回の払い下げへの経過について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 続いて議題となっております日程第四十一につきまして、建設常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。  最初に、継続審査中の請願についてであります。
 すなわち、請願二五第十号ちぃばす運行時間改善を求める請願についてでありますが、本請願は、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
 最後に、発案二三第六号街づくり行政の調査についてであります。
 本委員会におきましては、理事者より、土木作業車による事故について、東京都市計画地区計画の決定(案)について(虎ノ門二丁目地区)、第3次港区住宅基本計画後期改定版(素案)について、虎ノ門二丁目地区の街づくりについて、田町駅東口北地区の街づくりについて、赤坂九丁目北地区市街地再開発組合の設立認可について、港区耐震改修促進計画の改定について、公園への指定管理者制度導入について、港区都市計画公園・緑地の整備方針(案)について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
 また、本発案に関連して、神戸市のまちづくり協議会の取り組み状況について、名古屋市の建物の高さのルールの取り組み状況について、愛知高速交通株式会社のリニモの特色・仕組みについて、一人を除く七人で行政視察を行いました。
 以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
 以上にて中間報告を終わります。
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◯議長
  議案第二号ほか三案についてお諮りいたします。

◯十七番(赤坂大輔君)
  議案第二号ほか三案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。

◯議長
  ただいまの十七番議員の動議のとおり決定することに、ご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長
  ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
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◯議長
  次に、建設常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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      建設常任委員会継続審査申出書

 請願二五第 十 号 ちぃばす運行時間改善を求める請願                                    (二五・九・二〇付託)
 本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
 平成二十六年二月二十六日
                               建設常任委員長   二 島 豊 司
 港区議会議長  様
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      建設常任委員会継続審査申出書
 発案二三第 六 号 街づくり行政の調査について
                                   (二三・五・二七付託)
 本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
 平成二十六年三月十七日
                               建設常任委員長   二 島 豊 司
 港区議会議長  様
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◯議長
 お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長
 ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。



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